2008年11月2日
昨日の一面記事や最近のラジオ広告で報じられている問題が「20% de nacimientos en Venezuela son producto de embarazo precoz(ベネズエラでの新生児の20%は早熟出産)」というもの。
nacimientoというのは誕生や出生という意味で、ハロウィーンが終わったこの時期はクリスマスを控え、街中のショーウィンドーの飾りはキリスト降誕の場面を再現したNacimiento(降誕の人形飾り)に全面的に切り替わります。
そういう時期に未成年の出産が社会問題として取り上げられるのは、逆に人々が信仰深くなるこの季節を狙って道徳心を如何に持たせるか教育関係者や宗教団体が腐心している結果かも知れません。
特に低所得者層に限ってみるとこの比率は更に高くなる模様(新聞には具体的数値は示されていません)で、所得や教育のレベルが低いほど、低年齢出産の比率が高まり、貧困が更なる貧困を産む構造が浮き彫りにされています。
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