2008年10月29日
雨季がなかなか終わらないことは、これまでにも触れましたが、今朝の新聞には「Agua se chupa las calles(雨が道路に吸い込まれる)」というタイトルで、長雨で地盤の緩んだ道路が陥没した写真が掲載されています。
ベネズエラの土壌の多くは堆積層で、もともと雨の浸食には弱くできており、頻繁に地すべりが発生し、最近では1999年にカラカス国際空港の近くの地域で大規模な地すべりが発生、数万人規模の人が死傷する大災害が発生、ともかく長雨の年は全国各地で大小の地すべりが発生し、多くの被害が出ますので、今年も注意が必要です。
世界自然遺産に認定され、今ではベネズエラを代表する観光地となったギアナ高地(エンジェルの滝の
場所)も、元をただせば降雨による侵食で土地が削られて出来上がった地形。この軟弱な土壌を改良
するには日本の農業・林業・土木技術が絶対不可欠であると考えています。
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