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執筆者の写真Kaz Suzurida

ベネズエラの言葉 Aguao(アグァオ)=水っぽい、まばら

2009年9月18日

体制寄り新聞"Ultima Noticias"紙の9月17日一面トップは「Inicio de clases estuvo "aguao"」(学校は始まったものの出席はまばら)という記事で、反体制"El Universal”も「El ano escolar se inicio con ausentismo mayor de 80%」(最大80%の欠席率で新学期始まる)という見出しで本件トップニュースに取り上げています。

16日から全国の学校が新学期を迎えたものの、予算の不備で設備が整っていなかったり、キューバ流軍国的社会主義精神を盛り込んだとされる新教育法への反対を示すなどの背景から「今週は学校に行かせない」という親も多いようです。

学校が始まると、途端に発生する市内各地の渋滞も、水曜日は殆ど見られず、「今週は渋滞無く暮らせるか?」と思ったのもつかの間、木曜は局地的大雨が降って会社周辺から住宅地界隈は大渋滞、金曜日は半月分の給料日(Quincena、キンセナ=半月給与)が支給された金曜日ということで、買い物や外食のクルマでまたまた渋滞、7月からの長い夏休みの期間 平穏だったカラカスに”普通の生活”が戻ってきました。

今日の言葉、Aguaoはスペイン語辞典にも載っていない、ベネズエラ特有の表現のようで、日本語のニュアンスでは水っぽい、まばら、ガラガラ、空疎といったネガティブな意味合いで使われるようです。

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