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ブラジルの言葉  riqueza(ヒケーザ)=富裕、財産  英:wealth, richness 西:riqueza

執筆者の写真: Kaz SuzuridaKaz Suzurida

更新日:2019年1月24日

2014年9月21日

PCを立ち上げると自動的に表示されるGoogleの第一画面、今日のテーマはPrimer Día de Primavera(春初日)で、春がやってきた喜びを表すアニメです。

昨日も今日もサンパウロは雨。先週の猛暑を過ぎ去って、涼しい春を迎えています。

今週のニュースで目に付いたのは、普段から気になっていたブラジルの金持ちに関するもの。

「Riqueza de 61 bilionarios brasileiros e igual a 8% do pib」(61人の10億ドル以上の資産家が国民総生産の8%を占める)

この記事によると、低迷するブラジル経済とは裏腹にスーパーリッチな人の人数は昨年比22%増加しており、61人の資産合計1820億ドルはニュージーランド等世界100か国のGDPを超えるとのこと。

また、サンパウロに36人が居住しており、彼らだけで910億ドルを保有している計算でありとのこと。

これに準ずる金持ちも相当居る訳で、日本の金持ちとは桁違いにリッチな人達が大勢いるのが、ブラジルに限らず南米各国の特徴です。


CITI Bankが日本の個人向け業務から撤退することが報じられましたが、富裕者層向け金融は明らかにブラジルの方が活発であり、パウリスタ通りを歩いていても、大手銀行の個人専用窓口が何か所も見られます。


また、住宅地も超豪華な邸宅や富裕者層向けアパートが集積するエリアは、独特の雰囲気をたたえており、何でもかんでも国民一人当たりで換算したがる日本人にとっては、いささか理解しがたい文化と言えるかも知れません。かつて「田園調布に家が建つ」なんていうフレーズがありましたが、サンパウロ市内だけでも巨大な田園調布が何カ所も存在する一方で、少し離れたところにホームレスが道端で寝起きする通りがあったりと、複雑な感覚に陥ります。


勿論、富の分布の極短な不平等は良くないことで、これが昨今の中南米での左傾化を促しているのは事実ですが、ベネズエラの様に何でも平等、を標榜すると、働かなくても政府がなんとか助けてくれる、という安易な発想に向いてしまうので、この辺のさじ加減が非常に難しいところ、と言えるでしょう。

そう言えば、日本で一番高額な給料を取っている日産自動車のゴーン社長もブラジル人ですね。

ところで、ポーランドで男子バレーボールのワールドカップ大会が開催されていますが、日本では全く報じられていないようです。

先般、日本を下して世界一になった女子に続き、男子でもブラジルチームは順調に勝ち星を重ねています。

今日の言葉、riquezaはポルトガル語でもスペイン語でも同じ綴りですが、発音がヒケーザとリケサとかなり異なります。こうした発音の違いも悩みの種。まだまだポル語の勉強が足りないことを反省しています。

 
 
 

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