2014年9月7日
全米オープンテニスにおける錦織選手の決勝進出はブラジルでも大きく報じられました。
http://www1.folha.uol.com.br/esporte/2014/09/1512168-japones-bate-djokovic-e-vai-a-primeira-final-de-grand-slam.shtml(日本人がジョコビッチを破ってグランドスラム決勝進出)
ブラジルでは現在サッカー20チームが競うCopa do Brasil(ブラジル杯)が行われており、W杯の準決勝での敗退は遠い昔の事の様に、毎日ブラジル杯の様子がトップニュースの一つとして報じられています。
今回の錦織選手のニュースは地元のサッカーよりも大きく報じられた訳で、テニスがあまり盛んでない
ブラジルに於いては珍しい現象と言えるかも知れません。日本からの報道でも、海外で本件は大きく
報じられた、となっていますので、ブラジルも例外ではない、と言うことですね。
今週は英国の雑誌に世界のトップレストランが」掲載され、そのラテンアメリカ地区トップ50も紹介されたと日本の友人が知らせてくれました。
このトップ10リストにはペルーのレストランが3店、ブラジルのレストランが2店入っていますが、ペルーの順位を観る限り、オシャレで今風の人気店が評価される選考の様で、伝統的な味を好む人の参考にはならないかもしれません。
さて、今日の言葉propinaですが、今日の各新聞の一面トップを飾る記事で、国営石油会社PetroBras
の元役員が政治家に賄賂を渡していたとの内容が紹介されています。
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大統領・州知事・上院議員選挙を一か月後にして、テレビでも各政党や候補者の宣伝が頻繁に流れる
ようになり、道端にも選挙用の立て看板(撤去が簡単なのか、何故か立て看板です。)が沢山置かれる
ようになって、この種の醜聞の応酬も激化してくるものと思われます。
ところで、Propinaという単語は、スペイン語圏では「チップ、心づけ、祝儀」と言う意味で使われますが、ブラジルでは賄賂の事を指すようで、使い方に注意するようにポルトガル語の先生に注意されたばかりのタイミングでこの記事が出ました。
別の金融雑誌に取引先の役員が優秀経営者賞を受賞した、との記事も出ていたのですが、上の
レストラン選考にしてもなんとなく背後にブラジル流propinaの香りがするように感じます。
その意味で、実力でのし上がってきた錦織選手の決勝での活躍に期待したいと思います。
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