2015年12月26日
今週は23日が天皇誕生日で日本が休み、ブラジルはじめ米州各国は24日がクリスマス前夜で殆どが半ドンか休み、25日は降誕節当日で各国祝日で、しかも邦人駐在員の多くが休みを取って一時帰国しているので、極めて静かな週となりました。
が、その週初めの月曜夕方に飛び込んできたのは、Luz駅という歴史的建造物の駅舎の中にあるポルトガル語博物館Museu da Língua Portuguesaが火災で焼失したニュースです。
この開催は月曜午後4時前に発生、強烈な夕立の豪雨の中でも猛火を奮って建物内部の貴重な文化財や資料を全焼せしめました。
同博物館はブラジルの公用語であるポルトガル語を言語文化として紹介する世界的にも珍しい施設でありながらも、トリップアドバイザーの人気投票では常時サンパウロの人気観光地として上位にランクされていただけに、テレビでも新聞でも極めて残念な大ニュースとして取り上げられました。
サンパウロの海の玄関Santosからサンパウロ市を結んで更に内陸のJunjai市に至る鉄道路線のサンパウロ市の中心駅としてLuz駅が建造されたのは1967年と言いますから、日本では徳川幕府から大政が奉還された明治維新の年であり、今の駅舎になったのは1902年、明治35年のことだそうで、観光地が少ないとされるサンパウロでは貴重な観光資源の一つでもあります。
従って、この火災現場にはAlckminサンパウロ州知事も直ちに駆けつけ、夕立の雨に濡れながら「失われた施設は直ちに再建に取り掛かる」と力強く宣言していました。
遺跡の宝庫リマから引っ越してきた当初のサンパウロの街の印象は「全部新しい」というモノで、19世紀以前の建物に遭遇する機会は皆無と言って良いようです。
同じLuz駅の前にある絵画館Pinacoteca do Estado de São Pauloも1905年の開館、旧市街の中心にある僧院Mosteiro de São Bentoも創建こそ1598年ですが、現在の建物は1910年のものであるようで、こうしてみるとLuz駅舎が如何に古いモノであるか改めて認識できました。
📷
Incêndio na tarde desta segunda (21) devasta Museu da Língua Portuguesa, no centro de SP (炎に包まれるポルトガル語博物館)📷
一方で、このO Estado紙の一面下の写真は同じ月曜の夕方発生した集中豪雨で自動車が流されて一カ所に積み上げられた現場のモノ。正に火責め水責めの一日でした。
昨年5月の着任の時から渇水による水不足が頻繁に取り上げられてきましたが、今週は最近の豪雨を反映して水位は若干持ち直している模様です。このまま雨が適度に降って断水の恐れのないレベルにまで回復してくれることを切に願います。
📷
降誕節の翌日となった今日、近所を歩き回りましたが、空いている店は半分程度、行きつけの床屋が閉まっていたので別の処に行ったら、「この近所の住民は旅行に出かけてる」とのことで、お客が少ない所為か薄い頭を丁寧に散髪してくれました。
今朝の新聞にも南部Rio Grande do Sul州での豪雨冠水の記事が出ていますが、雨の量もほどほどであってほしいと願う暑い年の瀬です。
では皆様、良いお年をお迎えください。
Espero que todos vocês têm um bom final do ano e ano novo feliz!!
Comments