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執筆者の写真Kaz Suzurida

パラグアイの言葉 ¡Ánimo!(アニモ)=頑張れ! 英:Cheer up! 葡:Encoraje!

2016年8月6日

いよいよリオデジャネイロ・オリンピックが開幕しました。 開幕式の模様はパラグアイ・アスンシオンのアパートホテルの部屋で、アルゼンチンの放送で観たので、流石に南米各国への注目が圧倒的でしたが、普段目や耳にしたことのない国や地域の選手をシッカリ応援する会場の雰囲気に、国境を超えたスポーツの祭典の意義を改めて感じた次第です。また、広島の原爆記念日やブラジルでの移民を意識した日本国旗をモチーフにしたマスゲームは、日本人として誇らしく思える演出で感激しました。 📷 開会式の模様を報じる新聞、しかしアスンシオンでは新聞スタンドが他の都市の様にある訳ではなく、各紙の売り子が街頭で売り歩く仕組みなので、週末新聞を入手するのは結構大変です。 因みに、パラグアイ主要三紙(abc・La Nacion・Ultima Hora)の新聞代ですが、平日版がGs.6,000(約115円)、日曜版がGs.7,000(130円)ですから、日本やブラジルと比べても同じような価格と言えます。 よく、パラグアイは物価が安いと言われますが、実際の生活コストはブラジルとほぼ同じという感覚で、ベネズエラでのガソリンの様に突出して安いモノがある訳ではありません。まだホテル住まいなので自分で払ったことがないのですが、世界有数の発電所を擁していると言っても、家庭用の電気代はブラジルと大差ない様です。そのへんの事情は追々ご紹介します。 で、パラグアイのオリンピック熱を探る為に土曜のゴールデンタイムである8時に、2チャンネルParana TV、3チャンネルParaguay TV、4チャンネルSur TV、5チャンネルParavision、abc紙系の6チャンネルRed guarani、Ultima Hora紙系の7チャンネルTelefuturo、8チャンネルUnicanal、9チャンネルSNT、10チャンネルRPC、11チャンネルLateleと、人口700万人にしては随分多い国内テレビ局全チャンネルをザッピングしても、オリンピック放送をしている局は皆無。 パラグアイからはテニス・水泳・卓球・陸上・ボート・ゴルフ・射撃の7種目に10人の選手が参加していますが、放映権を確保していないのか、どの局もオリンピックに関連した番組は今の処見られません。 https://www.google.com.py/webhp?sourceid=chrome-instant&ion=1&espv=2&ie=UTF-8#q=%E3%83%AA%E3%82%AA%20%E3%82%AA%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%83%94%E3%83%83%E3%82%AF%20%E3%83%91%E3%83%A9%E3%82%B0%E3%82%A2%E3%82%A4&mie=oly%2C%5B%22%2Fm%2F0134z52j%22%2C3%2C%22o%22%2C1%2Cnull%2Cnull%2Cnull%2Cnull%2Cnull%2Cnull%2Cnull%2Cnull%2Cnull%2Cnull%2Cnull%2Cnull%2Cnull%2Cnull%2Cnull%2C0%5D abc紙電子版にもメダル個数を示す表示がありますが、パラグアイが取ったメダルは2004年サッカーでの銀メダル一つだけ。 http://www.abc.com.py/especiales/juegos-olimpicos-rio-2016/ 338選手が出場する日本の活躍に期待するのは勿論ですが、一万人中の10人という超少数派のパラグアイ選手団にも是非頑張ってほしいものです。 ¡Ánimo! Equipo Paraguayo en Juegos Olimpicos!! ところで、今週は水曜未明にアスンシオン郊外のゴミ集積場Cateuraで火事が発生、鎮火までにほぼ一日かかり、水曜朝のテレビニュースはこの火事の様子をずっと報じていました。 http://www.abc.com.py/nacionales/fuego-no-puede-ser-controlado-1505066.html このゴミ集積場ですが、実は世界的に有名になりつつある、ゴミをリサイクルして作った楽器を演奏するカテウラ・オーケストラの本拠地でもあります。 http://www.recycledorchestracateura.com/ Youtubeでも多くの映像が紹介されています。 https://www.youtube.com/watch?v=7AOnZb7ZlJI 貧しいオーケストラと言えば、ベネズエラのシモンボリーバルユース響が有名になりましたが、今やこちらはベネズエラの社会主義成功のシンボルという政治的プロパガンダに利用され、アブレウ博士が始めた貧民街の子供たちに教育の機会を与え、社会の範にしようという初期の純粋さを失いつつあります。 その意味で、このカテウラ廃棄物再利用交響楽団は新しい南米のシンボルになりうる活動と感じます。 火事のニュースが無かったら、知ることも無かったかもしれない活動ですが、音楽の盛んなパラグアイの様子もまた、これからご紹介して行きます。 日本では今月、ブラジルの貧民街オーケストラの様子を描いた映画「ストリート・オーケストラ」 “Tudo que Aprendemos Juntos”が公開されるそうです。 http://gaga.ne.jp/street/ https://www.youtube.com/watch?v=_QjNDBisf74 音楽で社会を変える仕組み、こうした活動にも応援を送りたいものです。   ¡Ánimo! Orquesta de Recicrados de Cateura!!

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