2016年10月15日
数ヶ月前にブラジルの言葉としてtempestade=暴風雨をご紹介したばかりですが、今週はアスンシオンで強烈なtormenta=暴風雷雨に見舞われました。
水曜日にトリニダード島から友人が訪ねて来てくれたので、先週の本稿でご紹介したラ米ベスト50レストランにパラグアイから唯一47位にランクインしたTierra Colorada Gastroに案内して夕食を楽しんでいたところ、急に大雨が降り出して帰りのタクシーは直ぐに来てくれたものの、途中の道は冠水が始まっていたり、通る地域の至るところで停電していたりと、大変でした。
それ以上に、この夜は明け方までずっと雷を伴う暴風雨が続き、朝になって周辺のあちこちで停電が続いていたばかりでなく、道路も倒木であちこち封鎖、会社周辺も停電(自宅も会社も自家発電装置があって助かりました)で、電話も不通、インターネットも半日以上使えない状況でした。 金曜から土曜にかけての昨夜も凄い雷が何度も鳴っていましたが、考えてみればサンパウロでも頻繁に雷雨や暴風雨があったので、やはり似たような気候風土と納得した次第です。 📷 新聞ではあまり大きく扱われていませんでした。 ところで、今週のニュースで目に付いたのが、水曜の夜に発生したという農場主誘拐のニュース。 現カルテス政権になって12人目の被害者で、平均すると年に4件もの誘拐事件が発生している、と政府の対応を批判しています。 http://www.abc.com.py/especiales/fin-de-semana/un-flagelo-que-volvio-1528103.html しかし、短時間誘拐が日常茶飯事で、日本人の知り合いも被害に遭ったカラカスに居た所為か、全国で年間4人(しかもアスンシオンではなく辺境の地方で発生)というのは、南米にしては随分治安が良い、と逆に感心させられました。 ペルーのリマに住んでいたときは、地元の新聞が「世界で最も大気汚染の激しいリマ」と書き立てていましたが、海岸に位置し、常に海からの風が吹いてくるリマは、曇天の湿気は酷いものの、大気汚染が激しいというイメージは全くなかったのです。しかし、ペルー国内で比較すれば、当然クルマの数も圧倒的に多いので、地方都市よりは空気は汚染されています。こうした地元中心の報道は、ともすると誇張しがちになるので、注意が必要と思われます。 ただ、先週から公開が始まったパラグアイ映画El Secuestroは、タイトルもずばり誘拐ですし、内容もコロンビア麻薬マフィアとパラグアイ国内の麻薬業者の活動を表現したもののようですので、明日以降機会を見つけて観に行こうと思います。 📷 何故明日以降か?というと、今日は夕方から市内の競馬場Jockey Clubで日本人移民80周年記念行事の締め括りである「Nihon Matsuri」が開かれるから。 日本からKao=sという邦楽グループが来て演奏するほか、色々な屋台が出るようで、大いに楽しみです。 http://www.ultimahora.com/festival-presenta-gastronomia-musica-y-danza-del-japon-n1031805.html http://www.abc.com.py/edicion-impresa/suplementos/weekend/nihon-matsuri-1527857.html
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