3月11日の緊急事態宣言から88日目となった今日、新たに3人の感染者が加わり、総数1090人(今週火曜日に1000人を突破)となりました。(亡くなった方は相変わらず11人)
先週末に感染者数の増加ペースが上がったことを受けて、行動制限の緩和第二弾は一週間延長されて6月21日までとなると発表されました。結果としてパラグアイGDPの半分を占めるサービス業へのダメージが継続することとなり、コロナ不況はパラグアイでも深刻さを増しています。
政府は救済策として新たに雇用・生活と零細中小企業を回復させる政策としてPrograma Pytyvõ(プトゥボン計画=直接的金融支援)への追加措置を発表しました。
パラグアイにおけるコロナ対策の金融支援は、これまでもお伝えしている通り、国民一人一人が持つCedula番号=国民総背番号を基に実施されており、未だに給付の案内が届かない家庭が多いとされる日本よりは遥かに迅速且つ効率的と言えます。
しかし、長期の自宅待機に耐えかねて街に繰り出す日本の都会人と違い、一般庶民でも比較的広い住宅環境が整っているパラグアイでは、行動制限が部分的に解除されても感染のリスクが消えない限りは自宅で過ごす傾向が強く、飲食や物販の業績回復には程遠い状況です。
再開後も人気のないショッピングセンター
南米の水上交通の要所であるパラグアイ川の水位は、今週纏まった降雨があった御蔭で少し上昇していますが、艀の安全運航水位には達しておらず、物流の制限も続きそうです。
向こう二週間の長期予報では、週明けは降雨と共に気候の上昇があるものの、来週はまた寒波と干天が続く見込み、今年の冬は例年より厳しくなりそうです。
青い棒が降雨予想
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