ブラジルとパラグアイの国境にあるイタイプ発電所で、この金曜日に歴史的な式典が開催されました。
1984年の創業以来の総発電量が27億MWhに達したということ。
これがどういう数字かピンとこないと思いますから解説しますと、イタイプ水力発電ダムは14千MWの発電能力を持ち、能力的には中国の三峡ダムに劣後するものの、水量が不安定で発電量が安定しない三峡と比べ、毎年コンスタントに1億Mwh近い電力を供給し続ける実質世界一の発電所と言えます。
パラグアイにはアルゼンチンとの国境に3200MWの能力を持つYacyretaダムもあり、これらの電力はブラジルとアルゼンチンに輸出されているので、クリーンエネルギーである水力電力の輸出量世界一、大気汚染の少ない清潔なエネルギーの供給国パラグアイ、未来の産業にもってこいの投資先です。
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