2018年11月18日
ブラジル・アルゼンチンとの三国国境に近いイグアス日系移住地で、第一回HortiPar(Expo feria hortícola del Paraguay)=園芸農業技術展示会が開催されました。
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これは、JICAの支援で開設されたCETAPAR(El Centro Tecnológico Agropecuario del Paraguay)=パラグアイ農業技術センターが主催して、園芸農業技術の振興を目指して開催されたイベントで、大規模な穀物(大豆やトウモロコシ・小麦等)や牧畜の陰に隠れてあまり知られていない園芸農業にスポットライトを当てて、その振興をサポートしようといいう行事。
従って、視察に来ている農家もいわゆる小規模農家(と言っても10ヘクタール程度の農地を所有、日本なら大規模!)が中心で、商談の様子も同じCETAPARが春に開催しているINNOVARとは全然違って小ぢんまりしたものでした。
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しかし、ブラジルやアルゼンチンでもそうなのですが、南米では元々欧州からの入植者たちの間では野菜を食べる習慣はあまりなく、食事は肉と穀物・イモ類のみだったものを、日本人入植者の先輩たちが野菜作りをすることで、南米でも野菜の食文化が浸透したもの。
野菜や果物を栽培する文化は日本人がもたらしたと言っても過言ではありません。
今回のイベントを観て感じたのは、穀物の多くは工場で加工されて食べられるのに対し、直接消費者の口に入る野菜類に関しては、農薬を出来るだけ使わない農法がより進んで取り入れられているということでした。
📷 農薬大手も種子の販売が中心
📷 イタリア品種のトマト
📷 スペインの肥料会社による水耕栽培の展示
📷 帯広畜産大の酪農展示
農牧大臣も出席しての開会セレモニー
http://www.economiavirtual.com.py/web/pagina-general.php?codigo=19726 📷 日本人専門家によるレクチャーは大盛況
零細農家支援基金によるレクチャーの様子
小玉スイカの展示
農牧国パラグアイは食料自給率世界一でもあり、こうした技術普及の取り組みにより、今後も更にその地位を確固たるものにしてゆくことは間違いありません。食に関心のある皆さん、引き続きパラグアイにご注目ください。
📷 CETAPAR玄関の日本国旗
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