昨日土曜日は友人たちに誘われて久しぶりにテニスを楽しみました。
アスンシオンにはGakusei-ryoという建物があって、そこに立派なテニスコートがあって誰でも料金を払えば使用できます。(利用料は1時間5万ガラニ=約760円)
肝心のコートの写真を撮るのを忘れたのですが、こちらの地図についている写真で確認できます。
この学生寮、パラグアイの地方に移住した日本人の子弟がアスンシオンの大学で学ぶ際に住むところを提供しようと今から40年以上前にJICAが設立し、その後パラグアイの日本人連合会に譲渡されたとのこと。
非常に便利な立地にあって、建物も立派で男子は二階、女子は一階とエリアも分かれています。
一か月の寮費は50万ガラニ=約7600円で、かつては常時満室だったそうですが、最近の学生はパラグアイでも共同生活を敬遠する傾向にあるそうで、空室が目立っていました。
この学生寮、総面積が3,000㎡もあって、特にテニス好きの人には魅力的な設備だと思います。
アスンシオンにはこの学生寮の他に、北海道会館・高知県人会館・東京農大会館と日本人が建てた寮が沢山あり、今でもバックパッカーや長期滞在者には人気を博しているものの、肝心の学生の利用は少ないようです。
実は今週は筆者が学生時代を過ごした東京目白の学生寮「和敬塾」の卒塾生の集いホームカミング大会がオンラインで開催されました。
日本時間の土曜日午前11時に始まったイベントで、パラグアイでは深夜の開催となった為に全ての行事に参加することは出来なかったものの、久しぶりに40年前の雰囲気を味わって楽しみました。
和敬塾と言うのは村上春樹氏の「ノルウェーの森」の舞台にもなったところで、東京都の文化財に指定されている旧細川侯爵邸を本館とする広大な敷地に5つの学生寮が設置されていて、本当に素晴らしい環境ですが、日本でも若者は共同生活を敬遠しがちで、我々の学生時代には常時満室だった寮の部屋も空室があるようです。でも、東京の大学に通う地方出身の男子学生には本当に素晴らしい環境と設備ですので、お知り合いに高校生が居られる方は、是非お勧めください。
また、最近は結婚披露宴などの宴会需要にも対応しているそうです。
オンライン開催と言えば、例年10月に光が丘公園で開催されていたパラグアイフェスティバルもコロナ禍の影響で今年はバーチャルでの開催となっています。これも多くのパラグアイ関係者が力を合わせて開催している会ですので、是非ご覧ください。
コロナ禍は世の中のデジタル化を進めていますが、一方で人間は集団で行動することで力を発揮できる動物でもあります。その集団で行動する能力を磨くには、若い時の寮生活は非常に重要だと思います。
アスンシオンの学生寮も他の寮も部屋に余裕があるようですから、コロナ禍が明けたらパラグアイ旅行の拠点として若い旅行者の皆さんに利用頂くことをお勧めします。
若者向けの設備を御紹介しましたが、実はパラグアイには高齢者に魅力的な設備もあります。
ヨット&ゴルフクラブという壮大なリゾートエリアの中にある高齢者住宅、Alto Aposento。色々な国籍の高齢者が余生をゆったり過ごす高齢者向け寮の様な設備、こうしたサービスが増えてくるとパラグアイの魅力は幅広い年代の人達に広がるものと期待されます。
今日の言葉dormitorioはdormir=眠るという言葉から派生した単語、眠るところという意味です。安眠できる環境が提供できるということが、パラグアイの魅力です。
Comments