今週は久々にペルーのリマと米国のニューヨークに滞在しました。
ペルー経済は相変わらず好調で、為替レートは駐在していた2012-14年当時と大きくは変わらず現在S.3.3/US$=1ソル約33円、市内のあちこちで建設工事も引き続いて進んでおり、南米経済の牽引車の役割を着実に果たしているという印象を受けました。
https://www.xe.com/ja/currencycharts/?from=USD&to=PEN&view=10Y 偶々乗ったUberの運転手がベネズエラ出身とのことで、リゾート地として有名なMargarita島に家族を残して、ガス井のある東部El Tigreからアルゼンチンを経てペルーに単身乗り込んで運転手として稼いでいるとの事。家族も呼び寄せたいと考えているものの、リマは治安が悪いと信じている奥さんは中々招請に応じないとのことでした。確かに90年代はペルーとコロンビアは南米でも最悪の治安やゲリラ活動で知られており、こうしたイメージを今でも引きずっている人たちがいることは、驚きであるものの、正確な情報の発信が重要であることを痛感しました。 一方、今週LAECOことラ米経済コンサルタント機構が発表した2020年のラ米経済の概観の予測が発表され、パラグアイは平均成長率の3.5倍となる4.2%をマークする、との記事が掲載されました。https://www.lanacion.com.py/negocios_edicion_impresa/2020/02/07/paraguay-crecera-35-veces-mas-que-latinoamerica-en-este-2020/ この報告では、ブラジル・ボリビア・ペルーといった経済好調のグループよりも更に好調なパラグアイ経済がラ米全体の景気底上げに貢献していると報じています。
勿論、地域経済の足を引っ張っているのはベネズエラであり、南米大陸の両極にあるベネズエラとアルゼンチンが全体の足を引っ張っている状況に変わりはありません。
御蔭様で還暦の誕生日を迎えました。最初のベネズエラ赴任が1988年でしたから、既にラ米とのかかわりは30年を超えており、南米で訪問していない国はスリナム・仏領ギアナだけとなりました。これからも宜しくお願いします。
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