2018年10月28日
最近雨模様の天気が続くパラグアイ、河川や湖沼の水位も上がっていますが、パラグアイとブラジルとの国境にある世界第二位の水力発電ダムでは水位調整のための放水が行われています。
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https://www.ultimahora.com/siguen-abiertas-las-compuertas-itaipu-n2776109.html
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このダムは世界的に有名なイグアスの滝(ブラジル・アルゼンチン国境)から約40㎞に位置するパラグアイ観光の名所でもあり、写真の様に観光客が間近に放流の様子を観察することのできるテラスやダムを観察する無料バスも用意されていて、イグアスまで来られた方には是非お勧めしたい優良観光スポットです。
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現在の放水量は毎秒1200トン、富山の黒四ダムの観光放水の量が毎秒10トンだそうですから、その規模感は日本では体験できないものです。 このイタイプダムにブラジル側から入るのに使われるのがPuente de la Amistad友情の橋ですが、今般、この橋の下流にもう一本の橋が架けられるとの合意がブラジル・パラグアイの二国間協議で正式に合意しました。 📷 https://www.ultimahora.com/ministro-confirma-construccion-dos-puentes-internacionales-brasil-n2775837.html 1965年に開通し、パラナ河を挟む両国の貴重な交通手段となっている友情の橋ですが、常に大勢の人や自動車の往来でごった返しており、新たな橋の建設は川の両側の人々からも切望されていたものです。 一方、今週は首都アスンシオンでの悪いニュースも報じられました。 近年の好景気でクルマの流通量が急増して深刻になっている渋滞対策の切り札として導入されたMetroBusの工事が、着工から二年以上経過しているのに総延長16㎞のうち、800mしか工事が終わっていないということを問題視したもの。 https://www.5dias.com.py/metrobus-la-gran-estafa-de-hc-y-jimenez-gaona/ これは前政権の大統領や公共事業省大臣を中心とする政権幹部の汚職の結果として取り上げられています。 ブラジル大統領選挙の決選投票が行われていますが、次期政権がマトモになって、悪しき習慣が堰を切ったように流れ込んでこないように期待します。
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