2018年12月15日
先々週、日本の安倍首相も来られたアスンシオンの空港は、搭乗ゲートが5つしかない田舎のバス停のような飛行場ですから、初めてパラグアイの空の玄関を降り立った方の大方の感想は「予想通り野暮ったい」というものでしょう。
しかし、空港から街に向けてクルマで走ると、その印象が一変します。パラグアイ航空史の英雄の名を冠したAutopista Silvio Pettirossiと名付けられた新道は、沿道も綺麗に整備されていて、Ñu Guasú運動公園と空軍基地の緑の中を駆け抜けると、目の前に高層ビル群が見えてきて、野暮ったい印象も拭い去られます。
下の写真はAutopista Silvio Pettrossi(左)とAutopista Ñu Guasú(真ん中)の立体交差で、真っ平らな国土で、トンネルや立体交差が無かったパラグアイでは画期的な公共インフラとなっています。(これを自慢するのは矢張り野暮?)
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今週は、このÑu Guasú道路にソーラーパネルで電力を自給する街灯が稼働したことがニュースになりました。
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総工費は約1億5千万円。国内の電力エネルギーをすべて水力発電で賄い、且つ余った電力を隣国ブラジル・アルゼンチンに輸出しているパラグアイにとって、自給の電灯の貢献度は現時点では高くありませんが、電線の届かない多くの地域にとっては明るい未来を灯す重要な最初のイベントとなった訳です。
別のニュースでは、向こう5年間で交通インフラ整備のために、さらに35億ドルが投入されるとのこと。
少しずつですが、着実にパラグアイは発展を続けています。
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