先月末日本でも音楽フェスでの大群衆が大問題になりましたが、制限緩和が始まったパラグアイでもあちこちで無防備な群衆が発生していると報道されています。
以下の写真は首都近郊の町での選挙活動の際に集まった群衆。
パラグアイは10月10日に迎える市長と市議会議員の統一地方選挙本選を前に、国内の至る所で選挙運動が展開されており、こうした選挙集会によって渋滞が発生する場面も確認されています。
実は各紙の今日のトップニュースは、昨日パラグアイでは新型コロナによる死者がゼロとなった、というもの。ワクチン接種の進行と共に少しづつ日常を取り戻し始めています。
コロナ禍の行動規制は他の南米諸国でも緩和の方向にあるために、パラグアイ以外でもaglomeraciónに関するニュースを目にすることになっています。
ペルーの首都リマでは、図書祭りで群衆発生。文化レベルの高さを感じさせます?
この人達、本を買いに来たというよりもイベントに参加したタレントを写真に収めるのが目的だったようです。
Gestionというペルーでも高級紙のカテゴリーに入る新聞の電子版で、動画ニュースも貼り付いていて、その中で中継しているアナウンサーが「群衆に関する映像素材があったらWhasAppで弊社に送って下さい」と勧誘しているセリフが入っていて、マスコミが群衆を煽っているようにも見える報道です。
また隣国ボリビアでもコチャバンバ州の大学の学園祭が開催されて、衛生管理不行き届きな群衆が発生した、と報じています。
一方、昨年はコロナ禍で中止された毎年6月恒例のパラグアイ牧畜祭りが今週開催されました。
5月にアルゼンチンが国内市場優先の為に一時輸出を中断したり、ブラジルで今月狂牛病騒動が発生したこと等も受け、パラグアイの牧畜産業への注目度は最近益々高まっていますが、パラグアイの主要な牛の品種であるNelore種への需要も旺盛となっているという明るいニュースです。
今週は南半球の春分の日を迎え、比較的穏やかな日和の日々でしたが、雨は降らず、パラグアイ川の水位は遂に史上最低のマイナス55センチを記録したと木曜に報じられ、土曜日にはマイナス61センチにまで下がりました。
昨年のマイナス46センチを大幅に更新する低水位、物流への悪影響は避けられない状況です。
そういえば、昨年3月以来一年半に亘って閉鎖されていたアルゼンチンとの国境が10月1日から再開されることになりました。ブラジルとの国境は昨年11月に再開していましたので、アルゼンチンは本当に慎重だった訳ですが、漸く人の動きも元に戻る訳で、世界の動きも元に戻ることを期待したいものです。
また、今日の報道で新型コロナによる死者がゼロになったとのこと。
更に大幅に遅れていたロシア製ワクチンが到着、漸く二回目の接種が可能になったとの報道もあります。
もうひとつ、医療従事者の時間外労働が賃金に反映されていないことなどを理由に来週火曜から一部の従事者がストライキを予定しているとのこと。
コロナ関連に関しては状況改善のニュースが続いてますが、再度の拡大をもたらさない為に、高名の木登りの如く、引き続いての細心の注意が必要です。
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