パラグアイで生活して便利に感じることの一つが、クレジットカードで受けられる割引サービスです。
ドイツ系の高級スーパーCasa Ricaでは、毎月一回、BBVA銀行発行のクレジットカードで支払いをすると全ての商品が二割引きになります。別の高級スーパーDeli Marketでも、Itau銀行のカードで最大25%引きになる特売日が設定されています。他にも、別の銀行で発行されたカードでガソリンが割引になったり、レストランで割引が受けられたりと、様々なサービスがありますが、スーパーの全品二割引きっていうのは世界中探してもパラグアイだけじゃないでしょうか?
そのCasa Ricaで大いにメリットを提供してきたパラグアイBBVA銀行ですが、2019年にスペインのBBVAグループからコロンビアを本拠とするGilinskiグループの GNB銀行に買収され、今週遂にGNBがBBVAの吸収手続きを開始したとの発表がありました。
パラグアイにおけるBBVAとGNBの関係は、預金量・預金者数ともにBBVAが上位で、GNBの存在感はあまり大きなものではありませんでしたが、今回の吸収合併により、GNBの名前が大きくなることは確実。ペルーにもGNB銀行はありましたが、やはり目立たない存在というイメージでした。今回の吸収合併により、今後はかなりの存在感を示す大手行になることは確実。店舗数や顧客数では更に上位のVision/Familiar/Itauの御三家に対して、知名度の低いGNBが著名なBBVAを吸収して、どのようなブランディングを展開して成長戦略を描くのか?は大いに興味をそそられるところです。
ところでパラグアイにおける新型コロナですが、今日現在発表されている感染者数は127081人。このところ毎日ほぼ千人の新規感染が報じられていて、グラフでもお分かりの通り、直線的な伸び率であることが判ります。
年齢別でみると、25-29歳が全感染者数の15%を占めますが、総人口に占める若年層比率が高いパラグアイですので、若者がリスクを恐れず感染を増やしているという単純な話は当てはまりません。
一方、検査数に対して20~30%の確率で感染が確認されている様で、この半年間この確率も変わりません。でも、こういう科学的データを公開している点で、パラグアイの保健省は良い仕事をしている様に思われます。
世界中で感染拡大が続いている状況ですが、今日のUltima Hola紙電子版に興味深い記事が掲載されています。
「新型コロナから回復した人も、深酒によって再発のリスクあり」というもの。飲酒と感染の関係については諸説ありますが、やはり深酒は免疫力を落としますので絶対に止めましょうという重要なメッセージです。
一方、今週は101歳の女性がコロナウィルスに打ち勝ったというニュースも報じられました。
治療法の確立までまだ時間のかかりそうなウィルス対策ですが、全人類が免疫を獲得するまで、感染対策をシッカリ行って元気に過ごすことを心がけましょう!
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