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執筆者の写真Kaz Suzurida

ペルーの言葉 petroglifo (ペトログリフォ)=岩面陰刻、壁画  英:petroglyph

2013年9月15日

今週は考古学上の新発見に関するニュース。

ランバイェケ州(Lambayeque、ペルー北端に近いPiura州の南)の山中で、約四千年前に描かれたと思われる古代の壁画が発見されました。

これは幅5メートル、長さ8メートル、高さ80センチの岩に様々な動物などの絵が描かれているもので、有名なナスカの地上絵を彷彿とさせるタッチでリャマや蛇などが描かれている様子がこの報道でわかります。

これを発見したグループは文化省に国家文化財(Patrimonio Cultural de la Nación)に指定して保護する様、要請を出しています。


ペルーには本当に至る所でこの種の歴史遺産が見つかっており、これまで定説となっているナイル、チグリス‐ユーフラテス、インダス、黄河という大河沿いに起因する四大文明以前に山岳・海岸を起源とする文明の独自の萌芽があったという仮説を裏付けるような発見が次々に行われています。

また、リマの市内にも既に観光地となっている紀元前の墳墓遺跡Huaca Pucllana等が存在し、隣接のペルー料理のレストランから観る古代ピラミッド目当ての観光客が集まっています。

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ところで、今日の言葉Petroglifoですが、最初に記事のタイトルを見た時にGlifo(絵文字)とGrifo(蛇口)を勘違いして「古代のガソリンスタンド!?」と馬鹿な勘違いをしました。


何で勘違いしたかというと、昨日恒例の早朝運動(お蔭様で腰痛は快方に向かています)で家の周辺を歩いていると、近所のガソリンスタンド(Grifo)から大量の泡が道路に流れ出ている異変があったからです。

泡の出元のスタンドをよく見ると、4台並んでいる給油ボックスの右から二台目が完全に引っ繰り返っていて、そこに消化剤を撒いた跡があり、これを洗い流していたので出てきた泡と判明しました。

今朝の新聞に出ていた記事を読んでみると、午前三時半過ぎに酔っぱらった女性が運転ミスでスタンドに突っ込んできて起こした事故で、ガソリンに引火していたら大惨事を引き起こしていただろう、と書かれていました。


南米では飲酒運転に対する刑罰がまだ甘く、特に金曜の夜から土曜の早朝にかけては酔ったままハンドルを握る運転手が少なくありません。外出の際には、歩道や曲がり角などで普通に安全と思われる場所にいても、挙動不審な動きのクルマにはくれぐれも注意をして歩いてください。


もう一つ注意喚起のお知らせ。

リマのホルヘチャベス国際空港に外国から来られるお客様、これまでは入国審査を済ませたあと、チェックイン荷物を受け取って、通関書類を提出して、ボタンを押してランダムに選ばれる方式で入国時の手荷物検査が行われていましたが、今般新たな設備が導入されて、すべての乗客の手荷物検査が行われることになったようです。

これは、植物の種子等の持ち込みを防ぐ防疫上の目的の他、不正な金品の持ち込みを監視する為のもので、酒類などは問題ないと思われますが、大量の薬や食品はX線検査のあと、荷物を開けての取り調べや、持ち物の量によっては税金も課されることになりますので、ご注意ください。 http://www.travelvision.jp/news/detail.php?id=58872

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