2012年12月24日
いよいよクリスマスイブを迎えましたが、今朝は漸くリマの街が休日らしく落ち着いてきました。
昨日までは町中が買い物の人たちで溢れかえり、混沌とした状況で、今日のEl Comercioの見出しにも「Caos en Lima por compras navideñas de ultimo momento(最後の瞬間まで買い物客でごった返すリマ)」という記事が一面を飾り、昨日までの混雑が異様なものであったことを物語っています。
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週末に新聞が広告を沢山入れるのはベネズエラでもあったことですが、ペルーの場合この広告量も半端でなく、12月に入った途端に分厚いカタログが何冊も入るようになって、通常朝7時半までには配達される土曜版が、一時間以上遅れて配達されたり、二回に分けて持って来られることもあり、広告に費やす量販店の経費に思いを巡らすと、ペルーが経済ブームの中にあることを実感するものです。新聞の月極め料金は現在S./70(約2400円)ですが、広告で重くなって困難を極める新聞の価格が上がらないか、心配になってきています。
上の写真はMesa Rodondaという下町の様子ですが、リマの市条例で禁じられてた年末の露天商行為が横行し、警察も取り締まりが出来ない状態になっていることを報じるもので、クリスマスというカトリックにとって最も重要なイベントに向けて、人々が興奮状態になってゆく様子がよく理解できます。
下の写真はキリスト生誕の様子を再現するNacimientoの飾りつけですが、真ん中の部分にまだ赤ちゃん(エルニーニョEl Niño=神の子)が収まっていません。今夜0時に赤ん坊の人形が載せられ、明日のクリスマス(降誕祭)を祝うことになります。
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今日も不動産の相場に関する記事が経済紙Gestionに掲載されていました。これによりますと、リマ主要地区における’98年第三四半期のアパートの平米あたり販売単価はUS$670であったものが、’12年同時期にはUS$1,652と約2.5倍に跳ね上がっており、特に’07年末から急激に相場が上昇したことがグラフで示されています。
駐在員の生活は、弱まる円と強まるヌエボ・ソル(ペルーの通貨)の影響で、購買力を弱めつつあり、陽気に買い物を楽しむペルー人のようには行かなくなりつつある今日この頃です。因みに7月に取り始めた頃の新聞料金は、同じS./70でも、当時のレートでは約2,100円でしたから、既に一割以上の値上げを食らったイメージです。
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