2013年2月22日
先週末は各種行事が立て込んで一本飛ばしてしまいました。
その先週の金曜日ですが、世界的にバレンタインデー(el Día de San Valentín)だった訳で、ここペルー
でもスーパーやデパートで「愛する人への贈り物」として、お菓子や酒類、衣類や化粧品等、様々な商品がバレンタインデー特設売場で紹介されていました。
ペルーでは、バレンタインデーはel dia de Amistadとも言われ、この日に愛情や絆を確かめ合うと言
意味合いもあり、テレビや新聞でも、長年寄り添う老夫婦の仲睦まじい様子等が披露されていて
微笑ましく羨ましいとのコメントが多く寄せられていました。
さて、今週の出来事と言うか、主なニュースですが、なんと一週間ぶっ続けでEl Comercio紙の
一面トップ記事が全てベネズエラ関連のものでした。
月曜の新聞を紛失したので記載できませんが、
火曜Venezuela altera a su favor comunicado de la Unasur
(ベネズエラ政府はUnasur=南米同盟の勧告を曲解)
水曜Opositor de Maduro:"Me entrego a una justicia corrupta”
(マドゥロ反対派「私は堕落した司法に拘束される)
木曜Muere reina de belleza baleada en marcha contra Maduro
(マドゥロ政府に反対するデモの最中に美の女王撃たれて死亡)
金曜Maduro consagra la impunidad y la censura en Venezuela
(マドゥロはベネズエラの不処罰と検閲を神聖化)
土曜Maduro expulsa de Venezuela a cuatro periodistas de CNN
(マドゥロ大統領はCNNのジャーナリスト四人をベネズエラから追放)
El Comercioは販売部数は大衆紙のTrome紙(40万部)やOjo紙(13万部)に劣後する10万部ですが高級紙の部類に属し、上流層の読者に指示されている新聞で、この新聞が連日他国のニュースを一面トップに掲載し続けるのは、ベネズエラの異常事態ぶりが突出してることや、ペルーの新聞記者達が、政府から迫害され続けるベネズエラのジャーナリストへの連帯を示していることに他なりません。
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トップ大衆紙もベネズエラ関連が断トツのトップ記事「パニック イン ベネズエラ」
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他国のことはワシャ知らん。
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これが今日のEl Comercio表紙
ペルーの新聞一覧
と言うことで、バレンタインデーが終わっても両国のジャーナリスト達のAmistad(絆)を確認できた
一週間だったと言えます。
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