2008年10月27日
Teleferico(テレフェリコ)=ロープウェイとはあまり日常的でない言葉のようですが、カラカスでは極めて象徴的な乗り物として認知されています。カラカスの北側、カリブ海からそそり立つのが最高標高2000m超のアビラ山という屏風山で、いくつかあるピークに登る手段としてこのTelefericoがあります。
今日の新聞には「Cerraran el teleferico durante una semana(ロープウェイ一週間停止)」という記事が掲載されています。
このTeleferico、前回駐在の88年9月に乗ったものの、直後に運行が中止され、以後5年間一切動かなかったのですが、その後民間企業の手で全く新しい機器とともに再開、新たな市内観光の名所として再び人気を博してきました。しかし、昨年8月に国が接収、現在は観光省が運営しており、国営化された途端に運行が再び不安定になったとの噂もあります。
とは言え、このロープウェイの頂上駅から見下ろす標高900mのカラカスの街と、反対側のカリブ海のコントラストは絶景そのもので、先週末お客さんを案内して20年ぶりに登ったアビラ山は今も間違いなく世界有数の観光スポットであると感じた次第です。
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