2008年11月21日
今回御紹介するこの単語Metrocableは本当の意味で「ベネズエラの言葉」と言えます。直訳すれば「都市のケーブル」ですが、12月に開業予定の新交通機関の名称で、市内旧中心部のCentro地区と貧民居住区CatiaやAntimanoという街中を結ぶロープウェイがその正体です。
カラカスではTeleferico(ロープウェイ)が市民に近い乗り物であることは以前書きましたが、Telefericoは飽く迄もアビラ登山の観光用のもの。今回登場のMetrocableは、日常の市民の足としてMetro(地下鉄)やMetrobus(公共バス)に接続し、これまで山肌の上り下りで苦労していた地域の人々の新しい交通機関として政府が鳴り物入りで宣伝しています。
これも実は投票日を今週末に控えた選挙対策であることには違いなく、一般市民はこの地域の治安と
メインテナンスが行われないだろうとの理由から「危なくて乗れない」と冷ややかな目で見ています。
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