2011年12月3日
今週はカナダ・米国を除くラ米+カリブ海の33カ国によって形成される新しい共同体であるCELAC(Comunidad de Estados Latinoamericanos y Caribeños)の発足会議がカラカスで開催されるということで、政府にとっては気合いの入りまくった一週間となりました。
何しろ米国とカナダを除く33カ国の首脳が一堂に会する訳ですから、警備も非常に厳重となり、市内の高級ホテルは部屋の確保が大変な状況となりました。
一方、メキシコのカルデロン大統領が「カラカスで国際会議?あんなに渋滞の酷い処で本当にやるのか?」と発言した(らしい)ことを受けて、11月29日(火)に突然「12月2日(金)は全国の学校とカラカス首都圏の公共機関を休みにする」と発表、カラカス市内の渋滞の原因となっている子供の送り迎えを無くすことで、渋滞を緩和する措置を講じました。
会議はカラカスで開催されるのに、学校は全国で休みとなったことで、確かに渋滞は緩和されましたし、日本でもサミット会議や要人来日の際に交通を一部遮断することはありますが、学校は何かにつけて休校扱いになるので、また教育を軽んじているという批判の声も上がっています。
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