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執筆者の写真Kaz Suzurida

ブラジルの言葉 tributo(トゥリブトゥ)=税金・代償 英:tribute, tax  西:tributo

2015年7月18日

今月から電気代が17%値上がりしました。

実は今年1月にも30%の値上がりがあって、今年二度目の調整です。

この結果、電気代がどうなったか?と興味津々でしたが、待望の(?)請求書が届きました。

7月の請求金額はR$260.99、日本円に換算すると10,440円で、高くなったと言っても日本と比べればまだ安いと言えます。因みに消費電力量は402kWh、26円/kWhなら日本と同じように見えますが、日本の場合基本料金やその他のチャージがあるので、かなり割高に見えます。

こちらの請求書も過去一年の使用実績がグラフになっていますが、今月の使用量402kWhは過去一年の断トツ最高で、これまでの最高は先月の346kWh、最低は昨年12月の186kWh、12か月平均は249kWh、日本の平均と同じ程度です。


こうしてみると、物価が上がっているとはいえ、ライフラインのインフラに関しては、日本よりも安くあがっています。(これまで住んだ三か国の中では、ベネズエラが一番安く、次にペルー、ブラジルという感じですが。)


ブラジルの電気代も日本と同じように計算は幾つかの項目に分かれています。

請求書にはFornecimento(従量料金)としてR$0.44691/kWh x 402kWh = R$179.63と、Tributos(税金)としてR$75.96、更にその他サービスとしてのR$5.40の合計が月額徴収金額になっています。


因みに水道料金も来月から7.5%値上がりすることが今週発表されました。昨年12月に6.5%上がったばかりで、先月公表された昨年比のインフレ率8.8%を上回る勢いで公共料金の値上げが行われています。


地下鉄やバスも上がっていて、また天候の所為で玉ねぎやジャガイモ等の基礎食品も価格高騰、市民生活は少しづつ厳しさを増しています。


ところで昨年来ブラジル政府関係者を震撼とさせている汚職疑惑ラバジャット事件の捜査の手が、遂に現役の下院議長や前大統領にまで及んできました。

こうなると、もう徹底的にジェット洗浄で汚い手法は洗い流し、きれいさっぱりとした立派な政府に生まれ変わって欲しいと誰もが望んでいます。

そのためには国民も、バラマキで貰う政治から、シッカリ税金という代償で払う政治に慣れる必要があるのは言うまでもありません。ただ、景気が良くなって支払う原資となる収入も増えないと、無い袖は振れないことになりますね。...やっぱり政治は難しい!

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