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執筆者の写真Kaz Suzurida

ブラジルの言葉  latrocínio(ラトロシニウ)=強盗・強奪  英:robbery  西:robo

2015年8月1日

今週は久々に出張で北米に出向いていたので、土曜の今朝になって各紙のニュースをチェックしています。

その中で目に付いたのが無料新聞Metro紙の火曜日の記事。

「Roubo ao banco sobe e latrocínio recua」(銀行強盗は増加するも、窃盗は減少)と言う見出しで、これによると路上での強盗やスリ・置き引きなどの一般窃盗は減っている傾向にあり、昨年減少した銀行強盗が増加傾向にあるとのこと。

しかし、グラフを見る限り減っているとは言うものの、第一四半期だけで一般窃盗が87,611件(昨年98,897)、自動車強盗が19,027件(昨年26,420)、傷害強盗が58件(昨年76)で、銀行強盗が47件(昨年38)で、いずれも治安環境の改善を示す程ではありません。


別の記事ではブラジルの大都市在住者の8割以上が自分が殺人事件に巻き込まれるリスクありとの懸念を抱いており、この数字は昨年は65%だったとのことなので、肌感覚としてはブラジルの治安は寧ろ悪化している、と考えられるようです。


今日ご紹介するlatrocínioという単語、あまり普段耳にする機会が無かったように思えます。辞書には強奪・強盗と書かれていますが、添付のグラフのイメージから、傷害強盗という意味なのではないか?と思われます。一般的にはスペイン語と似たroubo(ホウボ)やfurto(フルトゥ)の方が使われている様で、路上でひったくりやホテルで物取りに遭ったら、これらの単語を大声で叫ぶか、Ladrão(ラドロン=泥棒)と言って騒げば周囲の人は気付いてくれます。


いずれにしても、ブラジルのみならず、日本以外の外国は治安の状態が安全な日本とは全く異なりますので、訪問する先々での「泥棒」と言う単語を覚えておくかメモしておくことは身を守る上で重要なアクションの一つです。


latrocinioと言う単語、スペイン語にもありますが、窃盗・盗み癖という訳になっていて、今まであまり聞いた覚えもないので、やはり特殊な言い回しなのかも知れません。ご存知の方が居られたら教えて下さい。


実は今日から新しいWindows 10を使っていますが、まだ劇的に何かが変わった、と言う印象はありません。

確かに最初の画面が統一されたのは大変便利で、スッキリした印象にはなっています。

最近はネット上で情報を盗み取る事件も多発していて、OSが改良されたことでそうした事件に対応できるようになるのであれば有難いことと思っています。

ただ、ネットでの窃盗は寧ろ日本の方が先行しています。南米にもオレオレ詐欺はありますが、これも日本は先進国、ネット上でのラドロンやロボにはくれぐれもご注意を!

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