2014年7月12日
準備期間も含めると、本当に長いお祭り騒ぎとなったサッカーW杯もいよいよ大詰め、ブラジルは火曜日に7-1と言う歴史的得点差の大敗で敗れ、今日の三位決定戦でも勝てずに結局4位に終わりました。
この準決勝・三位決定戦は近所のパン屋の大型スクリーンで地元の人達に混じって観戦しました。
ニュースでは準決勝敗退の直後にバスの放火や商店の略奪があって不穏な動きがみられた、と伝えられていますが、このパン屋では準決勝で1・2点入れられた時点で涙ぐんでいた人達も、前半だけで5点も入れられると、むしろドイツの得点がどこまで伸ばせるか?と言う点に興味が移り、最後にはあっけらかんと「あ~あ、負けちゃった」と言う感じになり、試合終了後スクリーンの映像が直ちにダンス音楽のDVDに切り替わってパン屋の店内が即席ディスコに変身していました。
また、満員状態で大変な盛り上がり→盛り下がり→ダンスで盛り上がり、になった準決勝とは対照的に、今日はお客さんの入りも少なくひっそりとした観戦となりました。
Folha de S.Paulo紙電子版では、早速この試合で如何に負けたか?と言う分析記事を掲載しています。
明日の決勝は違った意味でまた盛り上がることと思いますが、先ずは南米中を開店休業状態にしたお祭り騒ぎも漸く終わり、普通の日々が戻ってきます。
この「日々」について、スペイン語と似ている表現の多いポルトガル語でも全く異なる言い方をします。
日本語はご存知の通り、天体から日月火水木金土と惑星から取った名前が使われていますが、英語のSunday, Monday, Tuesday, Wednesday, Thursday, Friday, Saturdayでは日月は同じでも、火曜日以降は何故かゲルマン神話の神様の名前になり、土曜日にまた惑星に戻ります。
スペイン語ではDomingo(ラテン語Domine=主), Lunes(月), Martes(火星), Miercores(水星), Jueves(木星), Viernes(金星), Sabado(土星ではなく休息)と、やはり天体や神話が語源になった呼び方をしています。
しかし、ポルトガル語では、日曜=Domingoでスペイン語と同じですが、月曜はsegunda-feira(第二曜日), 火曜=terça-feira(第三曜日), 水曜=quarta-feira(第四曜日), 木曜=quinta-feira(第五曜日), 金曜=sexta-feita(第六曜日)と来て、土曜がまたスペイン語と同じsabadoになります。
これ、いまだに慣れておらず、月曜から数え始める習慣でついつい曜日を言い間違えること屡です。
聖書では神様が月曜に世界を作る作業を始められ、7日目に休息されたことから日曜を安息日とする、と理解していますが、確かに週の始まりは日曜と言う概念もあり、この辺の切り替えをしっかりする必要がある訳です。
また、feiraと言う単語は単体では青空市場と言う意味で使われます。
我が家の前でも毎日曜日の午前中は道路を封鎖して数百メートルの長い青空市場が出現します。
週末に開かれて産地直送・新鮮な野菜や肉・魚等が買える露天市場はカラカスでもリマでもありましたが、サンパウロの面白いのは通りによって平日でも市が立つ点。水曜から日曜まで、市内のどこかでfeiraが立っています。
我が家の場合、日曜朝市が近いのは便利で良いのですが、その準備のための搬入やテントの組み立てが未明から始まるので、日曜の朝はその騒音で目覚める感じです。従って土曜日は早めに休む必要があります。おやすみなさい。
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