2015年3月8日
一週間の休暇から戻ってきました。名古屋からフランクフルトまで約11時間、7時間の乗継時間を空港で過ごしてフランクフルトからサンパウロまで12時間、計30時間の旅行ですが、同じルートで往路はフランクフルトでの待ち時間が3時間でしたので、他のルートと比べると比較的スッキリしていたように思います。
また、日本では見られなくなったジャンボジェットの最新型機747-8Iに乗れたのも楽しみでした。
(フランクフルトー名古屋はエアバス340)
出張ではないので、全てエコノミークラスでの旅でしたが、最新型の機器は疲れを感じさせない技術が盛り込まれているのか、帰ってきても元気を保っています。
しかし、日本に居た間はネットの接続も悪く、あまりブラジルニュースをチェック出来ていませんでしたので、今週は南の隣国ウルグアイでの大統領交代のニュースをお知らせします。
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三月一日を以て、ホセ ムヒカ氏からタバレ バスケス氏に変わりました。
ムヒカ前大統領のスピーチがニッケイ新聞に再掲されていましたので、改めてご紹介します。 http://www.nikkeyshimbun.jp/2015/150306-61colonia.html 日本での知名度は低いウルグアイですが、スピーチでも触れられているように世界一美味しいとされる牛肉や酪農製品(黄色いウルグアイチーズはベネズエラでも人気でした)の他にもワインや手工芸品があり、早く訪れてみたい国です。(南米ではスリナム・仏領ギアナとウルグアイだけ行ったことがありません。) 今日の言葉campanhaは今日のFolha de SP紙に掲載されていた夫人のモンテビデオ州知事への立候補を知らせるニュースのタイトルで見つけたもの。 Mujica lança campanha de sua mulher à prefeitura de Montevidéu(ムヒカ夫人のモンテビデオ州知事選キャンペーン開始) http://www1.folha.uol.com.br/mundo/2015/03/1599880-mujica-lanca-campanha-de-sua-mulher-a-prefeita-de-montevideu.shtml アルゼンチンでは既に夫人が継いでいますが、米国でもペルーでも、大統領夫人の去就が時期政権を決めるようになっていますが、清廉潔白を謳うムヒカさんも、政界での影響力を残すためにこのような決断をされたのでしょうか? 政治家も家業なのだとすれば、こうした判断も否定するものではありませんが、少なくとも政治を行う以上それなりの資質を持っていることを確認したい、と言う欲求は有権者にはある筈。日本でも、投票権を18歳以上にするという議論が報じられていましたが、皆が納めた税金を動かすのが政治家であり、いわば自分の資産を託す人を選ぶのですから、有権者もちゃんと学習をすることが大切と言えるでしょう。 ブラジル政界を揺るがすラバジャット事件も、まだまだガタガタしていて、これを書いている今、いきなり町中でカタカタ金属音が聞こえてきたので、テレビをつけてみたらゼンチャンネルでジルマ大統領が演説をしており、これが政権に対する抗議の鍋叩き抗議行動(スペイン語ではCacerolada)であることが判りました。 高級住宅街である筈の我が家の周辺でこの騒音ですから、全国的にどれだけの音になっているのか想像もつきません。それにしても凄い音です。サッカーの時でもこれ程大規模に騒ぐ音は聞いたことがありません。 政見放送の始まった20:45に始まった鍋叩き、放送が終わった20:55に鳴りやみました。 来週は鍋叩きに関する報道の様子をお知らせすることになるようです。
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