今日10月10日はパラグアイの統一地方選挙の投票日。
全国で261の市長ポストを巡って814人が立候補、2,781の市議会議員ポストには30,802人が立候補して激しい選挙戦を繰り広げてきました。 首都アスンシオンでは4人の市長候補が立候補して成長著しいパラグアイの中心を如何にリードするか、という点で色々な政策を打ち出して個性を競っています。 有力候補とされているのは2019年に前市長Mario Ferreiro氏(62歳)が汚職疑惑で検察から起訴されたて辞職したことを受けて暫定市長として活動してきたNenechoことOscar Rodriguez氏(40歳)と、野党連立候補で日系のEduardo Nakayama氏( 42歳)。 いずれにしても若い力が今後の首都を大いに盛り立ててくれることに期待します。 ただ、今回の選挙をめぐっては、既に地方都市で10万グアラニ(約1,600円)で票を買った云々という生臭い報道もされており、今後の検察の動きも気になるところです。 https://www.ultimahora.com/mujer-indignada-reclama-que-solo-le-pagaron-g-100000-su-voto-cuando-le-prometieron-mas-n2965747.html 一方、パラグアイの若手テノール歌手Juan José Medinaがパリの自宅バルコニーで歌声を披露する記事が目に留まりました。 https://www.lanacion.com.py/hoy/2021/10/10/tenor-paraguayo-hace-de-la-musica-un-alivio-para-los-tiempos-dificiles/ 30歳のMedinaはこの記事の映像では遠くから撮影した為に美声が聞き取れないので、もうひとつ、彼のFacebookからパラグアイの民謡Mis noches sin tí(あなたのいない夜)を謳うシーンもご覧ください。 https://www.facebook.com/watch/live/?ref=watch_permalink&v=881114165689537 ところで、劇画というジャンルの創始者であるさいとうたかお氏が先週亡くなりましたが、その代表作『ゴルゴ13』はさいとうプロによって引き続き執筆されており、最新作がパラグアイ関連の作品であることを複数の先輩達から教えて頂きました。 https://www.saito-pro.co.jp/archives/3826 早速電子版を購入してみたところ、日本企業が開発した水稲の新品種をパラグアイで大規模栽培し始めたところ、それを妨害する中国企業による工作が仕組まれ、種子開発会社の日本人社員が何故かロシアの検察に追いかけられるという筋書きで前編が終わっています。 まだこの話は中編・後編へと続きますので、これからが楽しみです。
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