先週8月14日はパラグアイの旗日(el Día de la Bandera Paraguaya)でした。
パラグアイの国旗は表と裏でデザインが違うのが特徴です。
表はパルムの枝とオリーブの枝の上に黄色い星、裏は自由の帽子とライオン
世界でも珍しい表と裏のデザインが違うパラグアイ国旗、どこかで見かけたら注目してください。
さて、パラグアイが食料自給率世界一の国であることはこれまでもご紹介してきました。
今週はパラグアイの農業県であるCaaguazú県で作られたトマトが農牧省の運賃補助を得て首都アスンシオンに出荷されるというニュースを紹介します。
僅か10トンのトマトの運送の話が何故ニュースになるのか?しかも、パラグアイのトマト生産量は年間約5万トン(世界94位)で、74万トン・世界26位の日本と比べても取るに足らない数字のように見えます。
しかし、トマトと玉ねぎ・ジャガイモ等の農産物は大穀物生産国パラグアイにとってはニッチな産品ながら、人口700万人の健康を支える生鮮野菜として重要な意味を持っています。先週もお伝えしたアルゼンチンの通貨暴落によって隣国からこうした生鮮農産物が安く密輸されると、パラグアイの生産農家は大打撃をこうむることになるのです。
一方で、パラグアイで生産されるトマトや玉ねぎ(併せて10億ドル=約1005億円の市場価値)の半分は消費されずに廃棄処分にされているとの情報もあり、こうした食品廃棄対策もパラグアイにとっては重要な課題となっています。
今週末はパラグアイ東部の日本人移住地イグアス市で大規模なお祭りEXPO YGUAZUが開催され、日本の太鼓や歌、岩手県の鬼剣舞のパレードなど数々の素晴らしい演芸が披露されましたが、会場となったイグアス移住地中央公園入口に掲げられた日本の国旗のデザインが、妙にチャチっぽくてガッカリしました。
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隣のブラジルの国旗もそうですが、何故か円形の丸が小さすぎます。
国旗の日の翌週のイベント、来年はちゃんとした日章旗を掲げて欲しいものです。
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